マウスDPI測定ツール:マウスの実際のDPIをオンラインでテスト

使い方: 距離を選び、マウスの横に定規を置きます。枠の中で左ボタンを押したまま、その距離だけ正確に右へ動かして離します。3回行うと平均値が表示されます。

このマウス DPI 測定ツールは、定規とブラウザだけでマウスの実際のDPIを測ります。左ボタンを押したまま決まった距離だけマウスを動かすと、カーソルが移動したピクセル数を数え、それを距離で割ります。3回測れば平均値が出るので、マウスのソフトウェアが示すDPIと比べられます。

DPI(dots per inch)はCPI(counts per inch)とも呼ばれ、マウスが1インチ動くごとにパソコンへ送る移動カウントの数です。800 DPIなら、手を1インチ動かすと800カウントが送られます。DPIボタンはあっても数値を表示する画面がないマウスは多く、安価なマウスの中には箱に書かれた数値がセンサーの実際の値と少し違うものもあります。このようなオンラインのマウス DPI 確認ツールなら、何もインストールせずに1分もかからず答えが出ます。

定規を使ったマウス DPI 測定の手順

  1. 枠の上にあるボタンで距離を選びます:1 in、2 in、3 in、5 cm、10 cm。初期値は2インチです。距離を変えると、それまでの測定はリセットされます。
  2. 定規やメジャーを机やマウスパッドの上に平らに置き、画面の下端と平行にします。
  3. マウスの左端を目盛りのゼロに合わせます。カーソルは枠の左側近くに置きます。
  4. 枠の中でマウスの左ボタンを押したままにします。タイトルが「移動中…」に変わります。
  5. 選んだ距離だけ正確に、まっすぐ右へマウスを滑らせてから、ボタンを離します。
  6. 前回の欄を確認します。マウスを持ち上げてゼロに戻し、同じことを繰り返します。3回目が終わると、推定DPIに3回分の平均を丸めた値が表示されます。

3回測ったあとにもう一度ボタンを押すと新しいセットが始まり、リセットを押せばいつでもすべて消去できます。測定を始められるのは左ボタンだけです。指やペンで操作するとマウスを使うよう表示されます。タッチスクリーンやスタイラスにはDPI設定がないためです。

DPIテストの仕組み

ボタンを押している間、ツールはカーソルの横方向の位置を読み取ります。ボタンを離すと、カーソルの移動距離を取得し、ブラウザのデバイスピクセル比(device pixel ratio)を使ってCSSピクセルから画面の物理ピクセルに換算し、選んだ距離(インチ)で割ります。センチの距離は1インチ=2.54 cmで換算するため、5 cmは1.97インチ、10 cmは3.94インチとして扱われます。

この数値がマウスのDPIと一致するのは、OSがマウスの1カウントをちょうど画面の1ピクセルに変換している場合だけです。Windowsでは、ポインターの速度が既定値で加速がオフのときにそうなります。このページで何より大事なのが下の設定のセクションなのはそのためです。

表示ツールの処理
2 inで~800 DPI物理ピクセルで1,600移動:1,600 ÷ 2 = 800
前回直前の1回だけのDPI
推定DPI保存済み最大3回の平均(丸め)
回数 2/32回保存済み、あと1回
短すぎます移動が物理50ピクセル未満で保存なし
緑のバー800 DPI前提の目安。1600 DPIでは終了時に半分

知っておくと便利な点がいくつかあります。移動中にカーソルが枠の外に出ても追跡は続くので、枠内にとどまる必要はありません。DPIの自動検出はありません。マウスはDPI設定をブラウザに伝えないため、ウェブページから確認する唯一の方法は、このツールのようにカーソルの移動量を実際の距離と比べることです。数えるのは横方向の動きだけで、正味の距離を使います。上下に少しずれても結果は変わりませんが、離す前に左へ戻すと結果が変わります。右から左へ動かしても測れます。ツールは絶対値の距離を使うからです。ページを離れると何も保存されません。

DPIをテストする前に確認する設定

OSはマウスとカーソルの間に入り、すべての動きを拡大したり縮小したりできます。数値を信頼する前に、次の点を確認してください。

Windows

  1. 設定を開き、Bluetooth とデバイス(Windows 11)またはデバイス(Windows 10)、マウス、マウスの追加設定の順に進みます(Windows 10の一部のビルドでは「その他のマウス オプション」という名前です)。
  2. ポインター オプションタブで、ポインターの速度のスライダーを11段階の真ん中である6目盛り目に合わせます。
  3. ポインターの精度を高めるのチェックを外します。

How-To Geekの解説にあるとおり、「ポインターの精度を高める」はマウス加速の一種で、Windowsでは既定でオンになっています。オンのままだと、同じ長さでも速く動かしたほうがカーソルが遠くへ進むため、結果が動かす速さで変わってしまいます。好みであれば、測定後にオンに戻してください。

macOSとLinux

macOSは既定でマウスにポインタの加速をかけるため、Macでの測定値はセンサー本来のDPIではなく実効値になります。macOS Sonoma以降では、システム設定の「マウス」、「詳細」でポインタの加速をオフにでき、測定のばらつきは減りますが、それでも結果は目安として扱うのが安全です。一定の中くらいの速さで動かせば、少なくとも3回の測定値どうしはそろいます。Linuxでは、マウスの加速をオフにすると実際のDPIに最も近い結果になります(GNOMEの設定にある「マウスの加速」スイッチ、またはlibinputのflatプロファイル)。

ブラウザのズームと画面の拡大縮小

測定前にブラウザのズームを100%にしてください。ツールはデバイスピクセル比でCSSピクセルを物理ピクセルに換算しますが、MDNによるとページのズームでこの値が変わります。Windowsの表示スケール(125%や150%など)は、同じ換算ですでに考慮されています。

マウスのソフトウェア

マウスに複数のDPI段階がある場合は、Logitech G HUB、Razer Synapse、Corsair iCUEなどお使いのソフトウェアでどの段階が有効か確認するか、DPIボタンを押した回数を数えてください。1回に1段階ずつテストします。

画面に収まる距離を選ぶ

長く動かすほど定規の読み取り誤差は小さくなりますが、カーソルは画面の端で止まり、進めなかった分のピクセルは失われます。動かし終える前にカーソルが端に当たると、結果は低く出ます。下の表は、一般的な画面幅で左端から動かした場合に、各距離で測れる最大のDPIです。枠は画面の端から始まらないので、実際の上限はこれより少し低くなります。

距離幅1920 px幅2560 px幅3840 px
1 in1,9202,5603,840
5 cm9751,3001,950
2 in9601,2801,920
3 in6408531,280
10 cm487650975

つまり、1080pモニターで1600 DPIのマウスなら1 inを使います。400や800 DPIなら2インチか3インチです。同じ拡大率のモニターを2台横に並べている場合は、カーソルが両方をまたいで進めるので上限が上がります。3200 DPI以上に設定したマウスは、低い段階でテストして、高い段階も同じ比率で変わると考えるのがいちばん簡単です。

オンラインのマウスDPIテスターはどれくらい正確?

このツールを含め、オンラインのマウスDPIテスターで丁寧に測れば、たいてい実際の値から数パーセント以内に収まります。誤差の大部分はツールではなく手の動きから生じます。2インチの移動で開始点や終了点が1ミリずれると、結果は約2%変わります。距離が短いほど、同じずれの影響は大きくなります。

距離1 mmずれたときの誤差
1 in(25.4 mm)約3.9%
5 cmまたは2 in約2%
3 in(76.2 mm)約1.3%
10 cm約1%

具体的には、800 DPIのマウスで2インチのつもりが実際には50.8 mmではなく52 mm動いた場合、約819 DPIと表示されます。ずれを小さくするには、毎回マウスの同じ端を合わせ、ゆっくり動かし、定規を斜めからではなく真上から見てください。3回のうち1回だけが他の2回から大きく離れている場合は、リセットを押してやり直しましょう。

センサーの値も箱に印刷された数値とは少し異なるため、設定より数パーセント高い、または低い結果が出ても問題ではありません。設定の2倍や半分の結果は、ほぼ必ず設定の問題です。Windowsのスライダーが真ん中の目盛りにない、加速がオンになっている、または別のDPI段階が有効になっている、のいずれかです。

DPI、CPI、感度

マウスにおいてDPIとCPIは同じもの、つまり移動1インチあたりのカウント数を表します。DPIと表記するメーカーもあればCPIと表記するメーカーもあり、マウスのCPIテストはDPIテストとまったく同じ測定です。感度はそれとは別の倍率で、OSやゲームの中で設定します。DPIが違う2人のプレイヤーでも、ゲーム内感度でその差を埋めればエイムの速さはまったく同じになります。

この組み合わせた数値をeDPI(DPI×ゲーム内感度)と呼びます。実際のDPIがわかったら、eDPI計算ツールや、Valorant用eDPI計算ツール、CS2用eDPI計算ツールのようなゲーム別のツールに入力しましょう。eDPIの解説では他のプレイヤーと設定を比べる方法を説明しており、感度変換ツールを使えばエイムの感覚を別のゲームへ引き継げます。

どのDPIを使えばいい?

正解となるDPIはひとつではありません。画面のどこにでも無理なく届く値を選び、ゲームごとに感度を調整しましょう。上のツールでDPIをさっと確認すれば、出発点がわかります。

  • 普段使い: 1080pや1440pの画面なら、たいてい800から1600 DPIが合います。4K画面では、高めの値にすると腕を大きく動かさずに済みます。
  • シューター: 競技プレイヤーの多くは、低いDPIと低いゲーム内感度を組み合わせています。SCOPE.GGのガイドによると、CS2のプロ選手の多くは400から800の値を使っています。
  • 精密な作業: マウスでの写真編集やお絵描きは、低めのDPIと遅めのポインターのほうが扱いやすいことがよくあります。

DPIを変えたら、エイムトレーナーで少し練習すると、新しい設定がしっくりくるかわかります。

マウスDPIと遅延:このテストで測れないこと

このツールは遅延を測りません。また、マウスDPIの速度テストでもありません。数えるのは距離であり、時間や動かす速さではないからです。DPIを上げると入力遅延が減るという話は主にコミュニティのテストから出たもので、効果があったとしても、ポーリングレート、フレームレート、ディスプレイの影響に比べればわずかです。遅延を確認したいなら、ポーリングレートテストでマウスがどれくらいの頻度で報告しているかを確かめ、ポーリングレートの仕組みを読み、人間側の反応については反応速度テストを試してください。

結果がおかしいと感じたら

  • 結果が設定の半分または2倍: Windowsのスライダー(6目盛り目)と「ポインターの精度を高める」を確認し、マウスのソフトウェアで有効なDPI段階を確かめてください。
  • 測定ごとに結果が大きくばらつく: おそらく加速がオンになっているか、動かす速さが毎回大きく違います。加速をオフにし、同じペースで動かしてください。
  • 高いDPIで結果が予想より低い: カーソルが画面の端に当たっています。短い距離を選ぶか、もっと左から始めてください。
  • 「短すぎます」が何度も出る: 移動が物理ピクセルで50未満です。移動中ずっとボタンを押し続け、終点の目盛りで初めて離してください。
  • 「マウスが必要です」: タッチ操作かペンを使っています。マウスを接続してください。ノートパソコンのタッチパッドはブラウザからは通常マウスとして扱われますが、タッチパッドには決まったDPIがないため、数値にはあまり意味がありません。

移動中にカーソルが飛ぶ、止まる、引っかかる場合は、DPIではなくセンサーや表面が原因かもしれません。センサー部分を掃除し、無地のマウスパッドを試し、ボタン自体はマウスボタンチェッカーとダブルクリックテストで確認してください。

よくある質問

ソフトなしでマウスのDPI設定を確認するには?

このツールを使います。Windowsのポインターの速度を6目盛り目にし、「ポインターの精度を高める」をオフにします。マウスの横に定規を置き、枠の中で左ボタンを押したまま正確に2インチ動かします。カーソルの移動量を距離で割った値がDPIで、3回測れば信頼できる平均値が得られます。

800 DPIと800 CPIは同じですか?

はい。マウスでは、DPIとCPIは同じ測定値、つまり1インチあたりの移動カウント数を指します。マウスはドットを印刷するのではなくカウントを送るので、CPIのほうが正確な名前ですが、メーカーは同じ設定に両方の言葉を使っています。

マウスDPIテストの結果が設定と違うのはなぜですか?

数パーセントの小さな差は、定規の置き方やセンサーの通常のばらつきによるものです。半分や2倍といった大きな差はOS側が原因です。ポインターの速度が真ん中の目盛りにない、マウス加速、ブラウザのズーム、または別のDPI段階が有効になっている、のいずれかです。

どの距離がいちばん正確なDPI結果になりますか?

画面に収まる範囲でいちばん長い距離です。1 mmのずれは10 cmの移動では約1%ですが、1インチの移動では4%近くになります。ただし、幅1920ピクセルの画面で1600 DPIの場合は1インチしか収まらないので、まず上の表を確認してください。

MacでもDPIをテストできますか?

はい。ただし、macOSはマウスにポインタの加速をかけるため、結果はセンサーの正確な値ではなく実効DPIになります。毎回同じ一定の速さで動かせば3回の測定値はそろうので、同じMacで2つのマウスや2つのDPI段階を比べる用途には十分役立ちます。

DPIが高いほど良いマウスですか?

いいえ。最大DPIが高いということは、センサーがより細かい単位で報告できるというだけです。ほとんどの人は最大値よりかなり低い値で使っており、箱に書かれた最高値よりも、実際に使うDPIでの正確さと安定性のほうがはるかに重要です。

このツールでマウスの設定が変わることはありますか?

ありません。このツールはブラウザ内でカーソルの動きを読み取るだけです。DPIやポインターの速度などの設定を変更することはできず、ページを閉じたあとは何も保存されません。

出典